高橋 晴子
Q1:本書を読んで印象に残っている一文があれば教えてください。
—————— 夏への扉の日に。
[p7 15行目]
Q2:その一文から感じたこと、思ったこと、考えたことを教えて下さい。
このフレーズは私の手元に到着した「言葉の宇宙船」の包みの封に印字されていた言葉でした(*)。目に入った瞬間から赤や黄色、オレンジ色の賑やかな色彩が本から溢れ、笑い声がたくさん聞こえてくるような気がしました。その言葉は小さな宇宙船がこれから私を運んで行く先を暗示しつつも、この本が他の本とはかなり違った存在になることを私に知らせる、最初のメッセージでした。
現在、本を受け取った時から住む場所も職業も変わり、新しい取り組みをしています。試行錯誤しながら始めていることが、まさにここに書かれた言葉の数々と繋がっていて、私にとってこの「宇宙船」は単なる本と言うよりはバイブルのような役割を果たしてくれています。
特に分配・リーディンググループ・読者・組織についてのお二人の対話は、それらを「時間軸にも配慮したシェア」・「対等なコミュニケーション」・「概念の刷新」・「柔軟なパートナーシップ」と読みかえてなんども自分に問いかけています。
いままで無かった新しい場所へたどり着くため、もしくは、ずっと昔から探し求めていた古い場所への回帰のために、私の小さな宇宙船での旅は、まだはじまったばかりです。
*クラウドファンディングで事前予約をして下さった方に、本書を送付する際、特製ステッカーで封をしました。ステッカーには本書からの引用文を掲載。8種作成し、ランダムに届けられました。
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